Q庭に蜜源植物を植えると捕獲につながりますか?
直接的な効果はほとんどないと考えられます。分蜂群は蜜ではなく巣の候補地を探しており、採蜜行動でも半径2km飛ぶため、庭の植物が捕獲に大きく影響するわけではありません。
結論から言うと、蜜源植物(みつげんしょくぶつ)を庭に植えることは、ニホンミツバチの分蜂群の捕獲に効果はないと考えられます。捕獲の成功率を高めたいなら、待ち箱の設置や待ち箱ルアーの活用に注力する方が効果的です。
分蜂群が探しているのは巣の候補地
分蜂とは、群れを増やすための繁殖行動です。古い女王蜂が働き蜂の一部を連れて元の巣を出発し、新しい住処を探して移動します。
このとき、探索蜂(たんさくばち)と呼ばれる働き蜂が先行して候補地を調査します。探索蜂が確認するのは「巣穴の大きさ、入り口の向き、風や雨が防げるか」といった住環境です。すぐそばに花があるかどうかは、住処の選定基準に含まれていないと考えられます。
半径 2km を飛ぶ
ニホンミツバチは通常、巣から半径 2km 程度の範囲を飛んで蜜を集めます。近くに良い蜜源がなければ、さらに遠くへ飛ぶこともあります。
実際に飼育している方から「庭がミツバチだらけになると思っていたが、実際はどこへ行ったかわからない」という声をよく聞きます。
それほど広い範囲を飛び回っているのです。庭に少し蜜源植物を植えた程度では、影響は少ないのです。
捕獲には待ち箱の準備が有効
蜜源植物を植える手間をかけるなら、待ち箱の設置に集中した方が捕獲の可能性は高まります。
待ち箱を 1 台ではなく複数設置すること、蜜蝋や、待ち箱ルアーを活用することが入居率を高める方法として知られています。
なお、花畑のように同じ花が一斉に咲く環境よりも、様々な花が年間を通じて咲く自然の多い環境の方がニホンミツバチには向いています。
関連情報
分蜂の捕獲方法
ニホンミツバチの捕獲方法を6つのコツで解説。巣箱の分散配置・待ち箱ルアーの活用・設置時期と場所の選び方など、初心者でも成功率を上げる具体的な方法を紹介します。










