Q都市養蜂の蜜蜂プロジェクトで飼育されているのは、ニホンミツバチですか?
ほとんどがセイヨウミツバチです。ニホンミツバチを飼育する都市養蜂のプロジェクトはごくわずかです。
都市養蜂で飼われているのは、ほとんどがセイヨウミツバチです。
銀座や新宿など、都心のビルの屋上でミツバチを飼う「都市養蜂」プロジェクトが話題になっています。テレビや雑誌で見かけることも増えました。
しかし、これらのプロジェクトで飼われているのは、ほとんどが外来種のセイヨウミツバチです。在来種のニホンミツバチではありません。
「ミツバチ」=セイヨウミツバチが多い
都市養蜂のニュースや記事で単に「ミツバチ」と書かれている場合、多くはセイヨウミツバチのことを指しています。
残念ながら、日本で「養蜂」といえばセイヨウミツバチが主流であり、ニホンミツバチは一部の愛好家が飼育しているに過ぎないのが現状です。
このため、ミツバチプロジェクト等で見学会などを行っている場合がありますが、セイヨウミツバチとニホンミツバチでは飼育方法が大きく異なるため、注意が必要です。
セイヨウミツバチは重要な家畜
セイヨウミツバチは家畜として非常に重要な存在です。
蜂蜜の生産だけでなく、イチゴやメロン、リンゴなど多くの農作物の受粉に欠かせません。ハウス栽培では、養蜂業者からミツバチを借りて受粉させることが一般的に行われています。セイヨウミツバチがいなければ、私たちの食卓に並ぶ野菜や果物の多くが作れなくなってしまいます。
このように、セイヨウミツバチは農業を支える重要な家畜です。
「自然環境の保護」とは別の話
都市養蜂は「生態系に貢献する」「自然環境のため」といった文脈で紹介されることがあります。
しかし、セイヨウミツバチは明治時代に海外から持ち込まれた外来種です。農作物の受粉に貢献することと、自然環境を保護することは、直接結びつきません。
在来のニホンミツバチや野生のハナバチ類と餌場を奪い合う可能性があり、むしろ生態系への悪影響を懸念する声もあります。
都市養蜂には、地域のコミュニティ活動や食育、都市緑化への関心を高めるといった意義がありますが、「自然環境の保護」という点では注意が必要です。
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