Q待ち箱ルアーを使うとなぜ分蜂群れがやってくるのでしょうか?
待ち箱ルアーは探索蜂を「内見」に呼ぶための誘引剤です。探索蜂が情報を持ち帰り、新居に決定すると大群がやってきます。
待ち箱ルアーは、分蜂(ぶんぽう)群れ全体ではなく「探索蜂」を誘引します。 探索蜂が情報を持ち帰り、群れ全体で相談して新居を決めると、大群がやってきます。
分蜂群の捕獲の仕組み
分蜂とは、群れを増やすための繁殖行動です。春になると古い女王蜂が働き蜂の半分ほどを連れて巣を出て、新しい住処を探します。
このとき、「探索蜂」と呼ばれる働き蜂が新しい住処の候補地を探しに飛び立ちます。探索蜂が「ここは良い場所だ」と判断すれば、群れ全体がその場所に引っ越してきます。
探索蜂を「内見」に呼ぶ
待ち箱ルアーは、ニホンミツバチを強力に誘引する蘭「キンリョウヘン」の誘引成分を人工的に合成したものです。このフェロモン成分の働きで探索蜂が引き寄せられ、巣箱の存在に気づきます。
つまり待ち箱ルアーは、探索蜂に「ここに良い物件がありますよ」とアピールする役割を果たしているのです。いわば、不動産の内見に来てもらうためのチラシを配っているようなものです。
群れで相談して新居を決める
探索蜂が巣箱を見つけても、それで入居が決まるわけではありません。私たちが家を探すとき、最初に見た物件を即決することはなく、何件か内見して比較し、家族で相談してから決めるのが普通です。ミツバチも同じです。
探索蜂は候補地の情報を巣に持ち帰り、ダンスで仲間に伝えます。複数の探索蜂がそれぞれ見つけた候補地を報告し、群れ全体で「相談」して最終的な新居を決定します。
候補地が絞られていく過程も興味深いです。良い物件を見つけた探索蜂は熱心にダンスを踊り、それを見た他の探索蜂がその場所を見に行きます。
本当に良い物件であれば、訪れた探索蜂も「ここは良い」と賛同し、さらにダンスを踊ります。こうして有力な候補地には、どんどん探索蜂が集まっていくのです。最終的に、ある候補地に十分な数(数十匹以上)の探索蜂が集まると、その場所に決定します。
競合物件があると選ばれないことも
人間が家を探すときと同じように、地域に他の魅力的な候補地があれば、あなたの巣箱が選ばれない可能性もあります。
待ち箱ルアーで探索蜂を呼ぶことはできても、最終的な判断はミツバチ次第です。「内見には来てもらえたけど、別の物件に決まった」ということも珍しくありません。
ただし、一度選ばれなかったからといって諦める必要はありません。ニホンミツバチの群れは何度も分蜂します。1 回目の分蜂では別の場所に決まっても、2 回目、3 回目の分蜂であなたの巣箱が選ばれることもあるのです。
関連情報
待ち箱ルアーの使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
待ち箱ルアーで誘引
待ち箱ルアーはキンリョウヘンの誘引成分を合成した製品です。有効期間45日、分蜂時期に巣箱に取り付けるだけで、初心者でも簡単に使えます。










