Q砂糖水やハチミツでニホンミツバチを誘引し、分蜂した群れを捕獲することはできますか?
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砂糖水やハチミツでニホンミツバチを誘引し、分蜂した群れを捕獲することはできますか?巣箱に砂糖水やハチミツを塗っても、分蜂した群れを誘引する効果はないと考えられています。引き寄せられるのはエサを集める働き蜂であり、新しい住処を探す探索蜂ではありません。
砂糖水やハチミツを巣箱に塗っても、分蜂(ぶんぽう)した群れを誘引する効果はありません。 むしろアリやカビの原因になるため、おすすめしていません。
分蜂群の捕獲の仕組み
分蜂とは、群れを増やすための繁殖行動です。春になると古い女王蜂が働き蜂の半分ほどを連れて巣を出て、新しい住処を探します。
このとき、探索蜂と呼ばれる働き蜂が新しい住処の候補地を探しに飛び立ちます。探索蜂が「ここは良い場所だ」と判断すれば、群れ全体がその場所に引っ越してきます。
つまり、分蜂群を捕獲するには、この探索蜂を誘引する必要があります。
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分蜂群の新しい巣の場所は、探索蜂たちがダンスで情報を伝え合い、話し合いによって決定します。この仕組みは「ミツバチの民主主義」と呼ばれています。詳しくは、こちら
砂糖水やハチミツは効果なし
確かに、ハチミツや砂糖水にニホンミツバチが集まることはあります。しかし、引き寄せられるのはエサを集めに来た働き蜂です。
探索蜂は新しい住処を探しているのであって、エサを探しているわけではありません。そのため、砂糖水やハチミツには反応しないのです。
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探索蜂が来ていても次の日にパタッと来なくなることはよくあります。探索蜂は複数の場所を比較検討しており、他の場所が選ばれると来なくなります。詳しくは、こちら
効果があるのは蜜蝋やルアー
ニホンミツバチの分蜂群の誘引に効果があるのは、蜜蝋、待ち箱ルアー、キンリョウヘンです。これらは探索蜂を誘引する成分を持っています。
特に待ち箱ルアーは、キンリョウヘンの誘引成分を人工的に再現した製品で、手軽に使えるため初心者におすすめです。
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初心者には待ち箱ルアーがおすすめです。開花調整が不要ですぐに使えます。ベテランはキンリョウヘンを育てる人が多く、株分けでコストを抑えられます。詳しくは、こちら
砂糖水を塗るデメリット
砂糖水やハチミツを巣箱に塗ると、以下のような問題を引き起こすことがあります。
- アリが集まる — 甘いものにアリが寄ってきて、巣箱内に入り込む
- カビが発生する — 湿気でカビが生え、巣箱の環境が悪化する
- 盗蜂を招く — 近くに飼育群がいる場合、エサを奪いに来ることがある
効果がないだけでなく逆効果になる可能性があるため、砂糖水やハチミツは使わないようにしましょう。
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しっかりとコツを押さえて、巣箱を1つ作り、蜜蝋を塗り、待ち箱ルアーを取り付けて、自宅に置いた場合、1〜2割の確率でも十分と思ってください。詳しくは、こちら
関連するFAQ
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季節外れの暖かい日が続くこともありますがすぐに分蜂することはないので安心してください。ニホンミツバチには分蜂に向けて女王蜂を育て、働き蜂を増やす準備が必要です。詳しくは、こちら








