Q街中で分蜂が起きるとどうなりますか?
街中で分蜂が起きると大量のミツバチが木や建物に固まり、通報騒ぎになることがあります。しかし分蜂中のミツバチは攻撃性が非常に低く、通常は数日以内に自然にいなくなります。
分蜂とはどのような現象か
分蜂(ぶんぽう)とは、ニホンミツバチが群れを増やすための繁殖行動です。春になると、古い女王蜂が働き蜂の約半分を連れて巣を飛び出し、新しい住処を探します。巣を出た数千匹のミツバチは、まず近くの木の枝や建物の壁などに固まって蜂球(ほうきゅう)と呼ばれる塊を作ります。ソフトボールからバスケットボールほどの大きさになることもあり、ミツバチを見慣れない人にとってはかなり驚く光景です。
街中でも分蜂は起きる
ニホンミツバチは山の中だけでなく、都市部にも生息しています。公園の木の洞(うろ)や民家の床下、お墓の隙間など、さまざまな場所に巣を作っているため、その群れの分蜂が街中で発生することは珍しくありません。信号機や駅の柱に蜂球ができて通報されるケースもあります。
人はどのように反応するのか
街中で大量のミツバチが飛び回っている光景を見ると、多くの人は驚きます。特に「蜂=刺す=危険」というイメージが強いため、スズメバチと混同して恐怖を感じる方も少なくありません。そのため、警察や市役所に「大量の蜂がいる」と通報するケースがよくあります。しかし、ミツバチとスズメバチは全く別の生き物で、分蜂中のミツバチが人を襲うことはほとんどありません。
自治体の対応は「見守り」
こうした通報を受ける自治体の多くは、すでに分蜂への対応に慣れています。京都市、太宰府市、川崎市、港区などの自治体は、ホームページで「分蜂を見つけても慌てず見守ってください」と案内しています。蜂球は新しい住処が決まれば飛び立つため、天気が良ければ翌日にはいなくなることがほとんどです。ただし天候が悪いと 5 日ほど留まることもあります。
分蜂中の蜂はほとんど刺さない
「大量の蜂=危険」と思われがちですが、分蜂中のミツバチはお腹いっぱいにハチミツを蓄えており、守るべき巣もないため、普段よりもずっとおとなしい状態です。蜂球を見ているだけなら刺されることはまずありません。飛び回っている群れの中にいても、刺される可能性はほとんどありません。ただし、蜂球に繰り返し手を触れるなどしつこく刺激すれば刺されることもあるため、距離を取って見守りましょう。
住宅地で飼育する場合の注意
住宅地でニホンミツバチを飼育していると、自分の巣箱から分蜂が発生して近隣の方を驚かせることがあります。分蜂はミツバチにとって自然な繁殖行動ですが、ミツバチに慣れていない方にとっては大きな不安になります。住宅地での飼育を検討する場合は、分蜂による影響をよく考慮した上で判断することが大切です。
関連情報
近所トラブル対策
住宅地での養蜂はトラブルにつながります。苦情だけではありません。ニホンミツバチで起こりやすい近所トラブルと防止方法を紹介します。

分蜂とは
分蜂とは、ニホンミツバチの群れが2つに分かれる現象です。春に起こる分蜂は、野生のニホンミツバチを捕まえて飼育を始める絶好のチャンス。時期・回数・仕組みを詳しく解説。







